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イタリアで夏のバカンスは如何?アドリア海に臨む美しい小都市モノーポリ

 

アドリア海に臨む美しい小都市モノーポリ

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白い街モノーポリ

 

モノーポリは南イタリア、プーリア州の州都バーリ南部に位置する美しい小都市です。「紅の豚」でお馴染みのアドリア海に面し、青い海に映える真っ白な外壁が特徴です。

 

観光地としての知名度は低いこの町を、なぜ旅の目的地に選んだのかと友人たちには多少訝しがられました。その理由は、モノーポリを拠点にすると世界遺産のアルベロベッロやマテーラに日帰りで行けるということ、ネット上で見た町の写真がとても美しかったこと、マイナーな場所だから夏でも観光客でごった返していないであろうこと、そしてプーリア州は食のレベルが高いことも決め手の一つとなりました。

 

モノーポリへは、バーリ空港から車で1時間、もしくはバスと電車を乗り継ぐと1時間半から2時間ほどで到着できますが、私たちは荷物の移動の面倒くささやバーリ近郊の治安への不安から、モノーポリで予約したB&Bのオーナーに車で迎えに来てもらいました。

 

オーナーはとても親切で、道すがらおすすめの絶景ポイントに立ち寄ってくれたり、おいしいレストランを紹介してくれたり、写真を撮ってくれたりと至れり尽くせりでした。

 

現地の人が行く穴場ビーチ

 

モノーポリにはいくつもの美しいビーチがありますが、私たちが特に気に入ったのはトレ・ブーキ (tre buchi)というスポットです。断崖絶壁の間に小さなビーチがあり、上から見下ろす海は、穏やかに波打ちながら宝石のエメラルドのように輝いていて、その光景は息を呑む美しさです。

 

岩でできた階段を下りると、自然が形成した半洞窟がビーチの一部分を覆っており、パラソルなしでもその陰に横たわって贅沢な時間を過ごすことが出来ます。日焼けや熱中症の心配もなく、泳いでは休んでを繰り返し、海を満喫しました。

 

張り裂けるまで食べたくなるレストラン

 

宿のオーナーに勧められて、イル・グアッツェット(il Guazzetto)というレストランで夕食を採りました。前菜盛り合わせを人数分とパスタとフリット・ミストを一皿ずつみんなで分けるつもりで注文したのですが、そのボリュームを侮っていました。

 

前菜の盛り合わせですが、何品も何品もエンドレスに出てくるのです。しかもどれもびっくりするくらい繊細でおしゃれな味付けで、美味しい美味しいと言い合いながらどんどん食べてしまいました。

 

パスタが運ばれてきたころには全員パンク寸前でした。それでも味見だけはしてみてそのクオリティーにまた驚かされ、頼み過ぎたことを猛烈に後悔しました。

 

まとめ

 

モノーポリには、ここでは紹介しきれない見所がまだまだあります。レストランのレベルが非常に高く、人々が優しく温かく、美しい海が広がり、周辺にある世界遺産へのアクセスにも便利です。

 

4泊5日ではまったく足りなかったため、今年の夏も再訪を決めました。何度でも帰りたくなる、魅力あふれる町です。