イタリアの歴史を知ればイタリア旅行の楽しみ倍増!
旅行前にイタリアの歴史を知ろう
イタリアに訪れるとたくさんの歴史ある遺跡をあちこちで見かけることが出来ます。イタリアには長い長い歴史がありその長さは2700年です。
さらに、長いだけではなく、色々な民族や文化が混ざり合い、その複雑な経緯の元、イタリアの美しい遺産は形成されてきたのです。
イタリアの歴史は長く、覚えるのは少々大変かもしれませんが、少しでも覚えておくと遺跡を見る目が変わり、また違ったイタリア観光を楽しむことが出来ます。
紀元前8世紀
まず、紀元前8世紀の時点ではイタリアは元々は強大な国でした。
戦争と土木建築に長けていたため、戦争に勝ち続けて土木工事を繰り返し、自国領土は広範囲にまで及びました。それがローマ帝国です。
しかし何度も他民族の侵攻や戦争、帝国の分裂などを繰り返してどんどん小さくなっていき、ヨーロッパでの中心的存在ではなくなっていってしまいました。
紀元後のカトリック教会の隆盛
その中でも唯一、イタリアのカトリック・キリスト教会はヨーロッパに多大な影響を与えられる存在でした。それは現在でもローマのバチカン市国、ローマ法王の存在などから見てもよく分かりますね。
イタリアにある遺跡を見ても、神殿や教会、修道院など宗教的なものが多く見られるのは、そのカトリック・キリスト教会が威厳ある存在であったからなのでしょう。
独自の文化的発展
また、アルプスの山並みと海による自然の境界を受け、イタリアは早い段階から独自性のある文化的発展を遂げることが出来た国です。
建築物などが持つ豊かな表現力はその文化的発展も大きく影響しています。誰が使用し、どんな場面に必要で、訪れた人にどんな印象を与えるのか。
緻密で細かく計算されたハイクオリティすぎるその技術は今でも色あせることはありません。
高度な建築技術、早い段階での文化的発展、政治的パワーの強い宗教、そして周囲から受けた多大なる影響、イタリア人の昔の遺跡を財産として大切にする姿勢、色々な要素が相まって、現在のイタリアの美しい街並みや高度な芸術を形作っているのです。
イタリアの遺跡ひとつ、街中の建築物ひとつ、美術品ひとつの背景にはイタリアの長い歴史があります。
それらを作り上げてきた人々の歴史を重ねながら見てみると、イタリアのさらなる魅力に出会うことが出来ますよ!