永住者が語るイタリア旅行の靴、服装、見どころは?

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音大に留学するには語学力、演奏能力が必要?

イタリアの音大に留学するのに必要な資質と能力とは?

 

イタリアへ留学したいと考えている場合、まず語学力は必須です。

イタリア語は日常生活と授業に必要になってきますので、まずはイタリア語を勉強する必要はあります。

入学にはイタリア語の試験があり、実技試験の前に、語学合格する必要があります。つまり、イタリア語の試験に受からなければ、実技試験を受けられないということです。

 

語学試験の時期は9月上旬が通常です。もし、すでに語学力があって証明書を保持している場合、8月中旬頃までに証明書を送ると語学試験が免除されることもありますので、事務室に問い合わせてみてください。

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語学試験に通った後の実技試験の結果発表に際して、合格順位表が発表されます。

定員を満たすまで、合格順位表の上位から入学が許可されていきます。

 

実技試験のレベルにおいては、日本の音高や音大を卒業した人であれば問題ないレベルです。

むしろ、日本人が苦労するのは、入学後に音楽史や音楽理論の試験にイタリア語で受かることだと思います。特に音楽史は言葉も難しいですが、内容もかなり大変で、イタリア人学生でも苦労するほどです。

 

イタリアの音大は全体に、入り口は広く、出口は狭くといった感じと考えていて良いでしょう。

 

イタリアの音大の社会的意義というのは、イタリアの音楽文化の振興です。ですので、実技もさることながら、イタリアの音楽文化全体を理解することが重要で、そのためにはイタリア語と音楽史が、外国人に対しても重要視されています。

 

外国人がイタリアの音大に入る場合の具体的な手続き

 

イタリアは法律が煩雑で、外国人に対してはケースバイケースの対応が多く見られ、また社会状況により法律も任意改正されます。

ですので、留学したい音大が見つかったら、まずは、その音大の事務室に直接問い合わせることと、日本のイタリア大使館に問い合わせることです。

 

以下に、目下外国に住む外国人の入学に必要な事務手続きの一例(ミラノ音楽院の場合)を挙げますので、参考にしてください。

日本から音楽留学のため来伊する場合は、このケースです。

すでにイタリアに住んでいる場合(語学学校に入学している、仕事をしている、家族と移住している等)の場合は、また別の規定になります。

 

外国に居住している外国人学生の具体的入学手続き

 

1)最寄りのイタリア領事館へ問い合わせ、日本の学位証明書を証明してもらう手続きをする
2)イタリア領事館より連絡を受けた音楽院が、志願者に8月10日までに詳細情報をメールにて送るのを待つ
3)イタリア領事館は音楽院に志願者の情報を送るので、志願者は8月末までにビザが着くのを待つ
4)イタリアに到着後、50ユーロの受験料と、6,04ユーロの税金を音楽院に「入試受験料」として振り込む
5)音楽院の事務室へ領事館からの書類と振込用紙の控えを持参する
6)イタリアに入国して8日以内に、管轄警察署に滞在許可を申請に行く