永住者が語るイタリア旅行の靴、服装、見どころは?

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歴史的建築が見逃せないイタリア

イタリアで歴史的建築に触れる

 

イタリア旅行を計画しガイドブックを開くと、豊かな自然や、美味しいパスタ、ピザ、ワインなどグルメ、様々な芸術文化など沢山のみどころがあります。


その中でも特に注目したいのは「イタリアの建築」です。美術館に行って美術品を鑑賞するのもイタリアの芸術に触れあえる一つの機会です。

しかし、街を歩くだけで素晴らしい芸術に出会える、そんなイタリアは本当に素晴らしい国です!!

美しい街を形成している高い技術力で造られた建築物の数々は、その美しい外観だけでなく、歴史や文化を感じられるものであり、より異国情緒を感じることが出来るイタリア旅行の醍醐味の一つと言えます。

 

有名どころを挙げていけば「ピサの斜塔」や「コロッセオ」「パンテオン」「トレヴィの泉」「ミラノ大聖堂」などなど、どこかで耳にしたことがあるような著名な建造物が数多くあります。

 

建築様式とそれぞれの歴史的時代

壮大で芸術的な美しい建築物にはそれぞれ違った建築技法が用いられています。

イタリアの建築の特徴を大きく分けると7つに分類することが出来ます。

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紀元前のギリシャ時代から、約250年バロック時代へ変遷する各様式

 

それぞれ重厚でどっしりした感じの「ギリシア様式」、

アーチとドームが軽やかな印象の「ローマ様式」、

アーチとドームを多用して平面上に3次元空間を演出させる「ビザンティン様式」、

熱い石壁と半円アーチの小さな開口部が特徴の「ロマネスク様式」、

軽やかな内部空間と先端のとがったアーチが特徴の「ゴシック様式」、

ギリシア・ローマの古典様式に回帰した抑制的な「ルネッサンス様式」、

古典様式はそのままに、装飾的で重厚なイメージを持つ「バロック様式」です。

 

建築方式の違いによって用いられる技術も違い、イメージや目的用途も違ってきます。だからこそどんな建物を見ても飽きることがないのでしょう。

修道院や神殿、寺院、教会など誰がどんな場面で、どんなイメージを持たせるか、それを建築だけで表すことが出来るなんて、芸術以外の何物でもないですよね。


特にヨーロッパでは、宗教が政治に強い力を持った背景があるため、時代によって見せ方を変えたり、方式を変えたりする必要があったのでしょう。

今に残る建物を見て、建てられた当時のイタリアを想像しながら眺めてみると、観光に奥行きを与えるでしょう。